オバマ選挙戦から学ぶ!スタートアップに使えるメソッド「GAME DAY」【JAWS DAYS 2013】

2013 03 15 14.22.35 オバマ選挙戦から学ぶ!スタートアップに使えるメソッド「GAME DAY」【JAWS DAYS 2013】

2013年3月15日(金)から16日(土)にかけて行われたJAWS DAYS2013に参加して来ました。

アマゾン ウェブ サービス(AWS)をご利用いただいているユーザーが交流しあうコミュニティ「JAWS-UG」が全国から集まり、お台場、東京ビッグサイトにて「JAWS DAYS 2013」を開催いたします。

普段なかなか接することのないAWSのユーザーの意外な使い方や、ご利用企業による導入事例のご紹介、またAWSからもゲストを招いて、AWSユーザーのAWSユーザーによるAWSユーザーのためのお祭りにしていきたいと思います。

JAWS DAYS 2013 | 2013/3/15(金)~16日(土)東京ビッグサイトで開催!

まず一番最初の基調講演として行われた”Behind the scenes of Presidential Campaign” の内容がスタートアップの中にいる身としてとても興味深い内容でした。

その中でも、スタートアップでもこれは使える!と思ったメソッド「GAME DAY」について紹介したいと思います。


Behind the scenes of Presidential Campaign(大統領キャンペーンの舞台裏)

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「有権者の過去の投票履歴を元に個別に対応をする」
昨年の米大統領選挙でのバラク・オバマ大統領の再選にソーシャル+ビッグデータというITの力が大いに貢献したというニュースを耳にした方も多いのではないでしょうか? 本講演ではビッグデータおよびソーシャルデータの解析を専門とするAWSソリューションアーキテクトであり、チームオバマの一員でもあったMiles Wardが、選挙戦の裏側で、ビッグデータ解析が果たした役割、そしてチームを勝利に導いたAWSの使い方のベストプラクティスを語ります。

プログラム・スピーカー紹介 | JAWS DAYS 2013 | 2013/3/15(金)~16日(土)東京ビッグサイトで開催!

まずは少しこの基調講演「Behind the scenes of Presidential Campaign(大統領キャンペーンの舞台裏)」の内容を紹介。
まぁでも大体の内容は上記の通りですw

聞いててホントすごいなーと思ったのは、IT戦略を仕掛る戦士たちが皆ボランティアであること。アメリカは法律で企業が政治家を支援することは認められておらず(まぁ日本もそうですね)、支援者は一個人としてボランティアで信奉する政治家の元で支援しなければならず、それはIT戦略を支える技術者も例外ではありません。 

なので、大統領選を支えたITを使ったキャンペーンは技術ボランティアと支援金ですべて行われていたらしいのです。いやはや、あんだけ大規模なキャンペーンをボランティアと支援金でこなすとは、スケールが違いますね。。

だって猫の手も借りたい状態でボランティアとして協力してくれる人を、うちはrubyでやってるからPHPの人は他をあたってね、みたいに選ぶことはできないわけですよ。それでもチームとして開発を進めて、候補をITの力で支援しなきゃならない。並大抵の意気込みじゃ最後までやりきれないですよ。本当にすごい。

ちなみに、以下でオバマ大統領を支えたITキャンペーンのインフラ構成がインフォグラフィックで見れます。もうスケールがデカ過ぎて理解が追いつきませんw

Obama for America on AWS – Infrastructure Architecture

オバマ大統領のIT戦略を支えたメソッド「GAME DAY」

そんな話の中で出てきたのが「GAME DAY」というアイディア。
これはスタートアップにも非常に有効なメソッドだと感じたので紹介したいと思います。

まずはチームを2つに分ける

何人ずつでもいいので、まずは「Good guys(良いもん)」と 「Bad guys(悪もん)」に分けます。
これ以降の作業は、ステージングとか本番相当環境で実施しましょう。 

 Bad guys(悪もん)がやること

とにかく作ったアプリケーションに対して、思いつく限りの悪さをします。
DDoS攻撃してやってもいいし、admin権限でログインしてデータをめちゃめちゃに改ざんしてやってもいい。
更に言うと、サーバーにログインしてDBやAPを落としたり、、とにかくめちゃくちゃにしてやります。

Good guys(良いもん)がやること

悪もんチームがやらかす悪いことを全力で防ぐ、あるいは修正していきます。
やられる前にadmin権限のパスワードを変えるもよし、やられたあとにバックアップデータに戻すもよし、 サーバーを完全にとっかえてもよし。
とにかくサービスを継続運用できるように 必死になりましょう。

これが、「GAME DAY」です。
万一のときの予行練習みたいなもんですね。 

やったことが万一のとき手順書になる

まず、思いつく限りの悪いことに対してなんでもいいから必死で生き残り戦略を立てたことが、万一本当にそれが起こったことの手順書になります。
だって、一回おなじようなことを必死の状態で経験してるんですからね。1回目より2回目 のほうが楽なのは当然です。

また、一度経験しているので、同じようなことが万一起こった時に自信を持って対応ができます。
対応に自信が持てていたら、無駄に不安がって考えたりする前に手が動きますよね。

オバマ大統領の選挙戦でもこの「GAME DAY」をやったそうです。
そうしたことで、実際に若手技術者は自信が持てたし、リリースしたあと悲惨なことは一切起きなかったと講演者であるMiles Wardも言っていました。

話を聞いていると、スケールのでかい選挙戦でもやっていること、やろうとしたことはスタートアップとそんなに変わらないんだなぁと思いました。
彼らのことをもっとよく知れば、スタートアップで活かせるアイディアがザクザク出てきそうな感じです。

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